実りのときブログ
日記・ブログ人気ランキング
  >> ホーム
  >> RSS1.0
プロフィール

yuuhei

Author:yuuhei
海外・国内旅行・美術
文学・俳句・音楽・写真

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 曼珠沙華・中村汀女
 大正から昭和にかけて活躍した俳人中村汀女は、俳句を現代の女性の間にこれだけ普及させた功労者の筆頭といえるでしょう。

汀女の句は、以下の作品に見られるように、女性らしい繊細で気品のある表現と暖かい叙情性に特色があります。それにより、新聞やテレビの俳句欄で多くの女性ファンをひき付けてきたのです。

中村汀女は、明治33年(1900年)に熊本に生まれました。熊本高女に進学して、次の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の俳句を詠みました。

        曼珠沙華        人気blogランキングへ
           抱くほど採れど
              母恋し     中村汀女

曼珠沙華・中村汀女

 汀女さんは、親元を離れて熊本高女の寄宿舎に入ったそうです。うら若き乙女であった汀女さんは、ホームシックに悩んだようですね。

 その後熊本高女を卒業してまもなく、汀女さんはエリート官僚だった男性と結婚し、東京・世田谷の代田橋に住むようになりました。
汀女さんはなかなかの発展家だったので、案じた親が早く結婚させたという話を聞いたことがあります。

次の俳句は、汀女さんが結婚して世田谷代田橋に住み、中年になったころの作品と思われます。

        年ごろの似て     人気blogランキングへ
           かえりみて
              曼珠沙華    中村汀女

 秋の彼岸にお墓参りをしたときのことでしょうか、すれちがった女性が自分とほぼ同年配であるのに気がついて思わず振り返りました。

すると、その女性の歩く先の道端に曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が鮮やかに咲いているのが見えた、という句意です。

曼珠沙華・中村汀女

 女性は同性を観察するといいますが、そういう女性ならではの俳句で、男性ではこのような発想をすることすらできません。
句尾下五に付けた 「曼珠沙華」 は初秋の鮮やかさに満ちており、また女性が内に静かに持っている情念を感じさせます。


文学・俳句 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2017/09/27(水) 06:28)

 東京都慰霊堂
 現在から94年前、1923年(大正12年)9月1日に、神奈川県西部を震源として巨大地震 「大正関東地震」 が起りました。それにより関東一円に甚大な被害が発生し、6万人近い人命が失われました。

大地震後の火災により旧東京市内で最も多くの方がなくなった墨田区被服廠跡に、震災死者の遺骨を納めるための霊堂として東京都慰霊堂が建設されました(下の写真)。

東京都慰霊堂

 6年半前、東北地方沖で発生した巨大地震で東京も震度5強の激しい揺れを経験し、私どもも大変恐ろしい思いをしました。

今後関東地方で発生が懸念される大きな地震に備えるために、94年前の大正関東地震について改めて調べ、それから示唆される教訓を将来に生かさなければならないと思います。

関東大震災について調べているうちに、次の俳句を目にしました。

      天の川の
        下に残れる
          一寺かな  永田青嵐

永田青嵐は関東大震災当時の東京市長で、高浜虚子門下の俳人でもありました。大地震発生直後から青嵐は東京市中を飛び回り、当時250万人であった東京市民救援のために全力を尽くしました。

東京都慰霊堂

 夜になって青嵐が浅草に行ったとき、遠くで起こっている大火災が赤く反映する夜空のもと、大きなお寺がそびえているのが見えました。
浅草寺本堂と隣接する五重塔は幸いにも倒壊を免れ、その後下町一帯を襲った大火にもあわなかったのです(上の写真)。

浅草寺参道の仲見世などあたり一帯の建物が倒壊した中、残った大寺のシルエットを見て、青嵐は感に堪えずこの俳句を詠んだのでしょう。


IT ・ 防災 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2017/09/23(土) 07:04)

 草津散策・青い栗
 群馬県草津にある老舗ホテル中沢ヴィレッジに宿泊し、近くにある広大な森林を散策しました。このあたりには、2時間くらいで歩ける手軽なハイキングコースがたくさんあります。夏なら、スニーカーと傘があれば、だれでも簡単に静かな森の散策を楽しめます。

青い栗

 沢を見下ろす道端で、かっこうな切り株を見つけ、腰をおろしてホテルをでるとき買ってきた緑茶のペットボトルを取り出しました。

高燥な高原で飲むと、こういう簡単な飲み物が実においしく感じられます。持ってきた菓子パンをお茶といっしょにゆっくりと食べながら、周囲の静かな森を見回しました。

沢から涼しい風が吹き上げるところに、大きな栗の木を見つけました。すでに葉陰に大きな青いいががついていました。
東京ではまだ栗のいがを見たことはありませんでしたが、このあたりは海抜1200メートル以上の高地なので、栗が早く実をつけるのでしょう。

        沢風は         人気blogランキングへ
           葉陰の青き
              栗見せぬ

青い栗

 毎年のことですが、夏の終わりに栗の木に青い大きないががついたのを見つけると、その鮮烈な存在感に感動します。

今回はホテルのログハウスに宿泊しましたが、そこはクーラーがありません。草津の夏はとても涼しいので、クーラーは必要ないのです。

その代わりにログハウスには暖房設備は床暖房と大型ストーブがあり、厳しい冬に備えています。ここでは、九月の半ばをすぎると日によっては暖房が必要になってきます。


四季の風物 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2017/09/19(火) 06:30)

 駒沢はらっぱ
 東急田園都市線桜新町駅から桜新町通りを10分ほど渋谷方向に歩いたところに、世田谷区立緑泉公園という小さな公園があります。

その緑泉公園に隣接して、大きな原っぱがあります。これが 「駒沢はらっぱプレーパーク」 で、世田谷区からの委託によりボランティア団体が 「冒険遊び場」 公園として運営しています。

この形式の公園は、世田谷区内には3ヶ所あるそうです。各冒険遊び場公園には 「プレーリーダー」 という遊びの指導者が二人ずつ常駐しており、園内での子供たちの指導にあたっています。

駒沢はらっぱ

 冒険遊び場公園では、禁止事項は特に設けず、子供たちが 「自分の責任で自由に遊ぶ」 のが基本になっています。

この原っぱでさまざまな遊びをし、それを通して子供たちに自主的に社会生活の知恵を学んでもらおうというわけです。

公園の中には、プレーリーダーと子供たちが力を合わせて廃材などを利用して作った小屋ややぐらなどがたくさんあります。
上の写真は廃材で作った2階建ての小屋で、それに定尺の合板をつなぎ合わせて大きな滑り台を取り付けました。

駒沢はらっぱ

 こちらは、やはり合板の廃材を組み合わせて作ったとんがり屋根の小屋です。小屋にはちゃんと柱を立てて補強してあり、内部には板材で小さな部屋が作ってあります。

そのピンクに塗られた三角屋根の小屋の中に、チンと座っている女の子がいました(上の写真)。思わずカメラを向けると、お嬢ちゃんはすかさず可愛らしい手で Vサインを出しました。

        手造りの       人気blogランキングへ
           小屋はわが城
              秋日和

小屋の裏には、ちょうど紅い芙蓉の花が咲き誇っていました。


四季の風物 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2017/09/15(金) 06:40)

 大温室のオオオニバス
オオオニバス

 昔から、エクゾティックな雰囲気のある大温室が大好きです。最近、都内唯一の植物公園である都立神代植物園(東京都調布市)を訪れましたが、ここにも立派な大温室があります。

大温室に入ると中に水槽があり、巨大な蓮の葉がたくさん水面に浮かんでいました。南米アマゾン地方原産のオオオニバスです。

オオオニバスは、成長すると葉の直径は約2メートルにも達し、子供が一人乗っても沈まないくらいになるそうです。以前、新宿御苑の大温室でもオオオニバスを見たのを思い出しました。

ここのオオオニバスは花は咲いていませんでしたが、通常白い大きな花を深夜に開き、翌日には花の色がピンクに変わって水中に沈むということです。ぜひ一度その花を見たいものです。

オオオニバスの葉の裏は赤紫色をしており、鋭いとげが一面に生えています。小さい若葉は、表の面もたくさんのとげで覆われています。

このためにオニバスとよばれるのだそうです。やはり、仏花のイメージのある日本の蓮とはだいぶ違って、野性的でパワフルですね。

        とげ多し           人気blogランキングへ
           子も載せられる
              蓮の葉に

九州・別府温泉の海地獄というところでは、毎年夏休みのイベントとして 「大鬼蓮乗り」 が行われ、大勢の子どもたちが集まるそうです。


四季の風物 | 固定リンク | トラックバック:1 | レス:1
(2017/09/11(月) 06:31)

前のページ 次のページ
copyright © 2005 実りのときブログ all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. / PHPウェブログシステム3 / ネットマニア