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 卯波・仁右衛門島
卯波・仁右衛門島

 東京駅から特急ビューわかしおで2時間足らず、終点の安房鴨川に着きました。ここで外房線に乗り換え、隣の太海駅に行って俳人鈴木真砂女の名句「卯波」の舞台である仁右衛門島を目指します。
駅員に教えられた方向に10分ほど歩き、漁港沿いの道の角をまわると、急に行く手に小さな島が見えてきました。

島といっても、漁港の岸から100メートルぐらいしか離れていません。電力線が漁港から海をまたいで島の電柱までつながっています(^_^)
それでも、ともかくも岸とは離れているのでれっきとした島で、千葉県にある唯一の島だそうです。

漁港からは写真の手漕ぎの小さな舟で島に渡ります。ほんの100メートルばかりなのに、料金は一人往復で1350円というのは少々お高いと思いましたが、この料金は島の観覧料がコミになっているのだそうです。
渡し舟の船頭は、もと北海道で漁業をしていた漁師とのことでした。底の岩や海草がはっきり見える澄んだ水の上を櫓をこいで、ゆっくりと島に向かいます。

この島は房総地方の名勝なので、鴨川に生まれた真砂女は何度となくここを訪れているようです。初夏のころ、たまたま風の強い日に渡し舟でこの島に渡ったときのことでしょうか、真砂女の代表句となった次の作品が生まれました。

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           舟より高き
              卯波かな   鈴木真砂女

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(2012/07/21(土) 06:45)

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