実りのときブログ
日記・ブログ人気ランキング
  >> ホーム
  >> RSS1.0
プロフィール

yuuhei

Author:yuuhei
海外・国内旅行・美術
文学・俳句・音楽・写真

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 三四郎池
三四郎池

 明治29(1896)年、夏目漱石は、小説「坊ちゃん」のモデルとなった愛媛県尋常中学校の英語教師を退官、熊本五高(現在の熊本大学)の英語科教授として熊本に赴任しました。
この地で英国留学に出発するまでの約4年間を過ごしましたが、その経験が、その後いくつかの小説の中に生かされることになりました。

長編小説 『三四郎』 の主人公小川三四郎は、その熊本の五高を卒業して東大に入学するために上京しました。小説中には
三四郎が東京で驚いたものはたくさんある。第一電車のちんちん鳴るので驚いた。それから、そのちんちん鳴るあいだに非常に多くの人間が乗ったり降りたりするので驚いた。
と書かれています。
小説 『三四郎』 では、三四郎が赤門を通って東大構内に入り、後に三四郎池と呼ばれるようになった池の周りを散歩したと書かれています。
旧加賀藩邸の庭園の池が東大に移管されて「ひょうたん池」と呼ばれていましたが、この小説に登場してから「三四郎池」と呼ばれるようになりました。図書館の裏のがけを石段で下っていったところにあります。

ふと見ると、池の岸辺を若い女性が団扇で涼をとりながら歩いてきます。明るく談笑しながら歩く姿に、三四郎は故郷では知らなかった新時代の空気を感じました。

        団扇手に           人気blogランキングへ
           美禰子歩めり
              池の端

このどこか謎めいた雰囲気のある女性に、三四郎は次第に惹かれていきますが、新時代の女性美禰子は、三四郎に近づいてはまた遠ざかるという姿勢を繰り返し、三四郎の心を悩ませます。結局、美禰子は別の男性と結婚していまいます。

この美禰子のモデルは、「元始、女性は太陽であった」で有名な文芸誌『青鞜』の創刊者平塚らいてうであったといわれます。小説『三四郎』が新聞に連載されはじめてから4年後、らいてうは漱石の弟子森田草平となぞの心中未遂事件を引きおこし、世間を騒がせました。

文学・俳句 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2013/08/20(火) 06:31)

<<馬事公苑・お化け屋敷 | ホーム | 避暑ホテル>>

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://minorino.blog31.fc2.com/tb.php/186-0b3d880b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

copyright © 2005 実りのときブログ all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. / PHPウェブログシステム3 / ネットマニア