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 京都の町屋
京都の町屋

 京都駅の近く、東本願寺界隈には千年の歴史を感じさせる古い町屋がたくさんあります。それらを眺めながら歩いているうちに、家並みが途切れて駐車場になっているところに出ました。
そこにきて、はじめて京都町屋の奥行きの長さがわかりました。まさにうなぎの寝床のように、隣の広い駐車場と同じだけ奥に伸びていました。

屋根が途中で一部低くなっていますが、その部分に坪庭があるのでしょうか。なにしろこの長さですから、中央部に坪庭を設けて採光したり外気を取り入れたりしたくなるのでしょう。

商家の場合には、長い町屋のもっとも奥に土蔵が置かれている例が多いそうです。家の正面からその土蔵に向けて幅の狭い通路が設けられ、人の出入りや商品の出し入れができるようになっていました。そういうつくりを「通り庭」と呼ぶそうです。

このような坪庭を設けたつくりが京の町家にみられるようになったのは、桃山時代に茶の湯が流行したことに由来するということです。

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           長き町屋の
              眠りおり

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(2013/05/28(火) 06:46)

 太閤秀吉の金羽織
金羽織 大阪城の天守閣は大阪夏の陣で焼失しましたが、昭和はじめの1931年に徳川時代・豊臣時代の絵図を基に再建されました。

外観は五層の城郭ですが、実はその中身は8階建ての鉄筋コンクリート建築です。それが高い丘の上に建っているので、あのように見上げるばかりの壮大な景観になるのです。
現在の天守閣は、2階から7階までは歴史博物館、8階は展望台となっています。

展望台に登ると、生駒、六甲などの周辺の山々から大阪湾までが見渡せる壮観におもわず声をあげました。

階段を使って下のフロアに降りていくと、それぞれのフロアにすばらしい展示がされており、大阪城にかかわる歴史に興趣がつきません。
何階か下がったところに、豪華な彫金の虎がおかれていました。天守閣の壁には金の鶴が飾られており、天守閣の下の階の壁には金の虎がありますが、ここにある虎はその虎と同じものだそうです。

虎の横に、華麗な赤と金の羽織が飾られてあり、「太閤秀吉の羽織」という立て札がありました。太閤秀吉が着用していた羽織を復元したものでしょうか。
誰かが、「お金をはらえばこの羽織を着られるんだって」と話していました。この金羽織を着て、大阪城で今太閤となった夢を見るのもいいかも知れませんね。

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           金羽織着て
              今太閤

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(2013/05/24(金) 06:45)

 金閣寺
金閣寺

 京都の桜の名所平野神社でさまざまな桜を楽しんでから、そう遠くないところにある金閣寺に向かいました。
平野神社からバスで2停留所ぐらいということで、ぶらぶらと歩いてもいける距離ですが、せっかく京都市バスの一日券を買ったので、その元を取ろうとバスに乗っていきました(^_^)

金閣寺は、もともと足利三代将軍義満がつくった別邸でしたが、義満の死後、その子義持により禅寺とされ、義満の法号にちなんで「鹿苑寺」と呼ばれるようになったそうです。
三島由紀夫の小説で知られている通り、第二次大戦後の昭和25年に放火により焼失しましたが、その後関係者の努力により昭和30年に再建されました。1994年には、古都京都の文化財として世界遺産に登録されました。

バス停のすぐ近くにある山門をくぐり、長い参道を歩き始めると、さすがに世界遺産らしい堂々たる寺格を感じます。
禅寺だからでしょうか、境内には桜の木がほとんどなく、かえでなどの落葉樹が多いようです。私どもがいった4月はじめには、それらの木々はまだあまり芽を吹いていませんでした。秋の紅葉のときは、さぞかし見事な景観になることでしょう。

しばらく進むと、急に目の前が開け、大きな庭池の向こうに金色まばゆい三層の金閣が見えてきました。
大昔、修学旅行でここに来たはずなんですが、まったく記憶がなくなっていました。幸い快晴に恵まれ、鏡湖池という池のほとりにそびえるきらびやかな楼閣に目をうばわれて、ただ感嘆するのみでした。

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           金閣照らす
              春陽かな

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(2013/05/20(月) 06:45)

 松島雄島 ・ 渡月橋
渡月橋

 2011年3月11日に起こった東北関東大地震で亡くなられた方々に深くお悔やみを申し上げます。

地震後3月20日の報道で、日本三景の一つ松島の各地も地震・津波で多大の被害を受けたことを知りました。
私どもは3年ほど前に東松島町のホテルに泊まり、松島湾の風物を愛でました。その松島湾は巨大な津波に飲み込まれ、観光名所の「長命穴」も崩落してしまったということです。

松島海岸べりに、古来の霊場で景勝の地として名高い雄島という小島があります。松尾芭蕉の「奥の細道」に記述されているその島を、私どもも芭蕉にひかれて訪れました。
海岸に出ると、海岸からほんの20メートルほど離れた小島が頼りなげな橋で陸と結ばれていました(上の写真)。この朱塗りの小橋は、渡月橋という名前とのことでした。

2011年3月11日の大津波でこの渡月橋もさらわれてあとかたもなくなり、雄島に渡ることができなくなりました。

        春の津波         人気blogランキングへ
           島の小橋を
              もぎ去りぬ

地震後渡月橋が復興されることになり、この2013年5月上旬に工事が完了する予定でしたが、松島公園管理事務所のウェブサイトを見ると、「資材・重機・人員の著しい不足のため、工事が非常に遅れていることから、現在雄島に渡ることができない」とのことです。

今後、松島湾をはじめ東北各地の復興が進展し、住民の皆様が以前の生活をとり戻すことができるよう、心からお祈り申し上げます。

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(2013/05/16(木) 06:09)

 鯉のぼり
こいのぼり

 つい先日、家の近くのマンションで大きな鯉のぼりがあがっているのを見かけました。ちょうど風がかなり強かったので、鯉のぼりが水平に吹き流され、急流をさかのぼる鯉のように元気に泳いでいました。
鯉のぼりをあげる竿についている矢車が、からからという音を立てて勢いよくまわっていました。

東京では、最近は大きな鯉のぼりはあまり見かけません。鯉のぼりをあげたくても、あげる場所がないのです。小さな鯉のぼりがマンションのベランダにひらひらしているのは、よく見ます。男の子の健康を鯉のぼりで祝おうという親心は、昔も今も変わりません。

区役所などが、広場に長いロープを張って、区民の皆さんがお持ちの鯉のぼりを集めて泳がせたりしているようです。私どもの世代では子供のころから鯉のぼりを見てきたので、大きな鯉のぼりはこれからだんだん少なくなるのだろうかとさびしい思いをします。

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           来るや隣の
              鯉のぼり   高浜虚子

東日本大震災の被災者の皆さま、大変なご苦労のほどお察し申し上げます。ボランティアの方々が避難先で子供たちを励まそうと大きな鯉のぼりをあげている様子をテレビで見ましたが、被災者の皆さま、子供たちが一日でも早く故郷に復帰できるようお祈りいたします。

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(2013/05/12(日) 06:00)

 北野天満宮のなで牛
なで牛

 今年4月のはじめ、新幹線京都駅から市バスに乗って京都北西にある北野天満宮を訪れました。菅原道真公の没後、朝廷によりこの地に北野天満宮が造営されました。全国に一万以上あるとされる天満宮の元締め的存在の大神社です。東京では湯島天神、亀戸天神などが大きな天満宮ですが、とてもここには及びません。

道真公は丑年生まれということもあって、牛を大変可愛がられたそうです。そのため、たいていの天満宮には「なで牛」がおかれています。もちろんこの北野天満宮にもなで牛が数体ありますが、写真はそれらの中でも彫刻としてもっとも優れたものです。

なで牛の頭をなでると、学問の神様道真公の功徳で頭がよくなり、学問が成就するといわれることから、受験シーズンが近づくと多数の若者が天満宮を訪れてなで牛の前で列をつくります。

なで牛は、頭に限らずどこかをなでて牛の耳元で願いをすると、自分の体のその部分がよくなるとか。ちょうど、男の子たちが牛をなでていたので、近くにいたご両親にお願いしてモデルになってもらいました。

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           北野の春に
              願いけり

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(2013/05/08(水) 06:36)

 東京モスク (3)
mosque18.jpg

 私の家から遠くない小田急線代々木上原に「東京ジャーミー」というイスラム寺院があるのを知りました。東京ジャーミーはトルコ共和国の援助のもとに建立された日本最大のモスクで、東京モスクとも呼ばれます。

東京モスクの礼拝所は直径11m、高さ27mの大ドーム(尖塔の高さは41m)で、大ドームの天井には巨大なシャンデリアが下がっています。

ドームの高いところに設けられた窓にはステンドグラスが付いていて、春の日差しを受けて輝いていました。礼拝所の中がかなり明るいこともあり、この礼拝所のステンドグラスはカトリック教会のステンドグラスのような重々しくドラマチックな色調ではなく、春の青空のように軽快でさわやかなトーンでした。

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           スレンドグラス
              空の青

イスラム教の開祖はモハメットですが、モハメット個人が信仰の対象となっているわけではありません。モハメットに対するアラーの神の啓示を文章にした「コーラン」のみが、イスラム教にとって絶対の聖典です。モスクの中には、モハメット個人の像や絵姿はまったく見られません。

やがてお昼の祈祷の時間になり、私どもは礼拝所の最後部にあるじゅうたんの上に座って見学しました。導師によるコーランの朗詠が始まりましたが、どこかカトリックのグレゴリオ聖歌に通ずる荘厳な朗詠でした。

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(2013/05/04(土) 06:39)

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